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媚びない力 杉良太郎さん ※見る 聞く 話す
「売名ですか?」
なげうった私財は数十億。
81人の養子を支援している 俳優・杉良太郎さん
時代劇俳優、歌手として中高年の熱烈ファンを持つ
”流し目の杉様”こと杉良太郎さん
ベトナム、ハワイ、シンガポールとの文化友好、
法務省特別矯正監、麻薬追放協会会長など、
ボランティア活動においての肩書を多く持っています
[bf:「福祉をやるには確かに時間とお金がかかる。
特にお金がないと見栄えのいい福祉はできません。
でも、お金がない人は時間を寄付すればいい。
お金も時間もない人は、福祉に対する理解を示し、
実際に活動をしている人に拍手を送るだけで十分。
それでもう立派な福祉家なんです。
福祉ってそういうもんです。」]
震災直後に行った被災地でのボランティアも、
そのスケールの凄さもさることながら
「偽善や売名と言われるのでは?」と
インタビューを受けた時の答えが「男前」すぎると話題になっています。
震災直後の2011年に報じられた杉さんの被災地支援は、以下のとおり。
杉様は妻である歌手の伍代夏子(49)、
そしてスタッフら総勢30人体制の軍団で1日早朝に東京を出発。
何より驚きなのがその規模である。
用意した車両は、20トントラック2台、タンクローリー車1台、
冷蔵・冷凍車2台、乗用車7台、のべ12台。
それら車両に水2トン、下着類は4000枚、歯みがき一式を1万セット、
クレベリン業務用セット2000セット、入れ歯洗浄剤500個、
だるまストーブ21台、石油ストーブ8台、そして灯油にガソリンなどの燃料……など、
考えに考え抜かれた救援物資を大量に積み込み、
宮城県石巻市雄勝町に向かったという。
現地では、カレーライス5000食、豚汁5000食、
野菜サラダ3000食を提供。杉様らは車中で寝泊まりし、
3日まで支援を続ける予定である。
ちなみに雄勝町は支援が遅れている場所でもあり、
炊き出しが行われるのは初めてとなるそうだ。
この雄勝町での支援活動の最中に、
冒頭の「偽善で売名ですよ…」発言が飛び出したそうです。
カレーを温めてる時に、
「杉さん、杉さん」と聞こえて。ふっと顔を上げたら、
テレビカメラがあって、リポーターに言われた。
「それってやっぱり売名ですか?」って。
「ええ、偽善売名ですよ。1億3千万人で売名をしましょう!」
ってすぐに返した。
これまでずっとついて回った言葉だし、
私自身もう慣れっ子になっていたので。
本当は相手にしない方がいいんだけど、
売り言葉に買い言葉で。まあ、修行が足りないね。
――最高の啖呵ですね。
いや、私にとっては普通なんです。
外務省の高官にも言われたことあるし。「売名ですか」って。
その時も同じことを言った。
「もちろん売名です。でも、ひとつ付け加えていいですか」と。
「私はいままで、これだけのことをやってきました。
あなた、私がやってきたこと全部やってから、
もういっぺん同じ質問をしてくれますか」。
そう言ったら黙っちゃった。
また、これとは別に、
「寄付したくてもできない」という方々に向けられた
以下のような杉さんからのメッセージも話題になっているようですね。
[bf:「福祉をやるには確かに時間とお金がかかる。
特にお金がないと見栄えのいい福祉はできません。
でも、お金がない人は時間を寄付すればいい。
お金も時間もない人は、福祉に対する理解を示し、
実際に活動をしている人に拍手を送るだけで十分。
それでもう立派な福祉家なんです。
福祉ってそういうもんです。」]
日常的にあらゆることに好奇心を持ち
さまざまな経験をしておくことで「本気」が可能になる
実際に経験していないことでも、見たことがないことでも、
リアルに感じられるようになる
ーーーー 本より
「プロ中のプロ」は非常識からうまれる
ときには狂気を感じさせるような非常識人でもある
プロフェッショナルであればあるほど、非常識にならざるえない。
ひとたび歴史をさかのぼってみれば、
どんな分野であれ、一流の人間というのは
みな非常識だったことがわかるのではないでしょうか
しかし今の世の中、自分の物差しでもって他人を断罪し、
引きずり下ろそうとする人間がいかに多いことか
自分に理解できないことを「非常識だ」と騒ぎ立て、
もしかしたら花を開いたかもしれない才能を叩き潰してしまう
それこそが、私に言わせれば「非常識」です
新しい文化や芸術は、
いつも常識から外れたところで生まれてきました
それは歴史が証明していることです
人と違う話し方や考え方をしたら「変なやつ」と
排除されてしまうわけです
すべて多数決で決められて、人数の多いほうに流される
人間というものは、
けっして一人では生きていけない さびしい、孤独な生きもの
すぐに仲間をつくりたがる
大勢を味方につけて、一人を追い込むことが可能になる
死を意識した瞬間
引き際を決める
成熟するということ
未来を育てる